CSR基本方針/
アオホンジャパンの目指すサスティナビリティ
CSR基本方針
アオホンジャパンでは、企業理念の「フロンガスを通じて地球温暖化抑制へ貢献する」取組によって、持続可能な社会を実現することを企業の社会責任と考えます。昨今の温暖化由来による気候災害の大型化は私たちの生活や事業運営そのものの安心に大きな影響を及ぼすことが明らかになってきました。温暖化物質の削減が急務とはいえ、空調機や冷蔵冷凍機器に使われるフロンガスを使わない生活が不可能なことも現実です。
このような社会環境下において、私たちはフロンガスメーカーとして、廃棄されるフロンガスの回収率を高め、再生して再利用する取組を促進することで、温暖化物質の新規製造量を可能な限り削減し、漏らさず捨てず繰返し使い続けることがこれからの持続可能な社会を創り出すための社会責任であると考えています。
アオホンジャパンが目指すサスティナビリティ
当社は、持続可能な社会を目指すうえで国際社会で合意された「持続可能な開発目標(SDG s)」を指針としています。フロンガスを回収し再生することは新規製造のゼロを目指す資源の循環型ビジネスとなります。
さらに、そのための企業運営としては男女による違いの全くないジェンダー平等な人事であると同時に、特に女性の生活の変化や、全ての社員の会社外の生活の充実を包括しうる勤務時間の柔軟性をもって取り組む必要があります。そして、少子化社会かつグローバル社会と企業活動は切っても切り離せない関係であることから、積極的な外国籍の社員の採用と、同じく国籍による違いの一切ない人事を通して、持続可能な企業風土としています。
フロンガスを通じて、地球温暖化の抑制に貢献する
RELEASE
フロンガスの大気中への排出を減らし,可能な限り回収と再生をする。
FILLING
低GWP冷媒の開発は行わないが、製造サービス業務を通して普及に貢献する。
BLANDING
デザイン性に富んだパッケージで環境への取り組みを訴求する。
ワークライフバランスの充実した生活から環境に良いことを考える
環境問題への取り組み
環境基本理念/地球温暖化抑制への取り組み
私たちアオホンケミカルジャパンはフロンガスのメーカーであり、事業の中核が気候変動への取組と直結します。つまりより良い会社・より強く継続性のある事業を構想することは、地球温暖化抑制への取組を事業化することであり、気候変動への具体的な対策と行動を構想することです。
2016年10月のモントリオール議定書第28回締結国会議において、オゾン破壊係数はゼロであるものの高い温暖化係数を持つHFCを温暖化係数(GWP)総量で削減することが決定されました。この決定は会議開催国であるルワンダの首都キガリの名前をとり「キガリ改正」と呼ばれています。このキガリ改正は、HFCを数量ベースで削減するのではなく、CO2換算したGWP総量を削減し、温暖化影響を全体的に低下させながら、2032年にはほぼ全廃に近いHFC新規製造量の85%以上削減という目標が定められています。
当社では、キガリ改正の理念に賛成し、段階的なGWP削減スケジュールに即した事業を通じて、持続性のある社会の実現へ貢献することを基本理念としています。
地球温暖化物質の回収と再生=フロン資源の再利用
アオホンジャパンでは、市中で破棄される空調機や冷凍機からフロンガスを回収し再生して再利用する取組に力を入れています。廃棄される機械類からフロンガスを回収することで地球温暖化物質の大気中への拡散を抑止し、更には再生してし利用を進めることで、破壊処理時の約1/20のCO2コストで済むことが確認されています。また、再利用が進めばその分だけ、地球温暖化係数の高いHFCの新規製造量を減らすことができることから、地球温暖化影響を全体的に抑止することにつながります。
2030年にはマーケットへ供給するHFCの100%を再生品とする。
回収と再生量を800トン/年まで高める。
アオホンジャパンでは、2030年までにHFCの回収と再生量を800tまで高めることで、新規製造量をゼロとし市場に供給する製品の100%を再生品とすることを目標にしています。800t分の新規製造量削減に伴い寄与するGWP削減効果は1,672,000CO2㎏/年となります。